
銭ゲバっていう現在放送中のドラマを観ている方はいらっしゃいますか。
我が家では家族が録画して観ていることがあり、私も時々ぼーっと一緒に眺めていることがありました。
マンガのドラマ化だそうで、なんとも暗いストーリーに最初は拒否反応を感じましたが、あることにはっとなってから興味を感じるようになりました。
主人公の風太郎はいい加減な父親のおかげて、人生の中で唯一美しくて温かいものだった母親を貧しさから失ってしまい、それからは金に復讐を誓うゆがんだ人格の持ち主になってしまいます。
成長した風太郎は、金持ちにのし上がっていくために何人もの人間を平気で殺して、ついに大変な大金持ちにのし上がります。
「俺は金に復讐した、金に勝ったんだ!」といってビルの屋上から札束をばらまいたり、貧しくて小さい時食べれなかったお菓子を食い散らかしてみたり・・・・。そのすべてが・・・期待していたような幸せとは程遠いものでした。
ただ罪の重さだけが残り、虚しさと恐怖、人生の無意味さにだんだんバランスを崩していく風太郎。
そんなある日、亡くなったお母さんにそっくりのホームレスの女性に出会うのです。
その女性にむりやり大金を渡して、今の生活から抜け出すように話した風太郎は金持ちになって初めて意味のある、そして無私の心でお金の使い方ができたとおもったはずです。
しかしそのホームレスの女性は大金を持っていたことから仲間の争いに巻き込まれ、事故で死んでしまうのです。
それを知った風太郎の中で何かが壊れてしまいます。
「いやだーいやだーいやだー」とただただ半狂乱になって泣き叫ぶその姿を見て私は涙が止まらなくなりました。
苦しんで恐怖につぶされそうになっているその姿が、今の社会の姿そのものに見えたからです。
主人公が体現している闇や苦しみが、資本主義の名のもとに、利益優先、拝金主義でつっぱしてきた私達の社会の闇と今直面している苦しみそのものに思えました。
株式市場のボードに映し出される電子マネーに狂らんして、利益のために環境を破壊し、食べ物に毒を入れ、戦争の名のもとに殺人を繰り返してきた。これはみんなの罪、みんなの暗闇です。
だけど風太郎がそんな生き方しかできなかったように、私たちだって与えられた環境の中で与えられた教育やしつけに忠実にベストを尽くして生きてきた。みんな本当に頑張ってきた。
だから今の社会の苦しみは余計につらいし理不尽に感じてしまうこともある。
変化の時代は素晴らしい希望とともに直面しなければならない苦しみも大きいものです。
でもみんなで作ってきた社会だからやっぱり皆で変えてくしかない、でもどうしたら?
簡単な答えは無い様にも思えます。
でも私はたった一つ言い切れることがあると思うのです。
それは、これからいい仕事、いい人生を築いていくために一番大切なことはもう一度ハートの価値を見出すことだということです。
だからこそ私はハートのヒーリングにこだわりたいのです。
利益や有能さのために無視してきた自分や他人のハート、心をもう一度労わり直しましょう。
もう一度ハートの尊厳を取り戻しましょう。
自分のハートがどんな風に感じるのか、痛いのか、温かいのか、うれしいのか、悲しいのか、わくわくしてるのか、空しいのか、どんなハートの声も大切に聞いてあげて尊んであげること。
具体的には頭とハートが別のことを自分に語りかけてきたらハートのほうを尊重してください。
ハートは体の中で一番宇宙と連動していてインテリジェンスの高い部分です。
だから安心してハートの声を聞いてあげることです。
同様に他人のハートに対する敬意を取り戻すこと。
そのうえで、どんなことにも本当に意識的な選択をするように心がけましょう。
私はどんな生き方がしたいんだ、どんな仕事がしたいんだ、どのような価値を社会に提供していきたいんだ、そんな風に常に自分のハートと対話しながら人生の選択を繰り返すことです。
ハートを大切にする生き方はセンチメンタルではない、お人よしでも恥ずかしいことでもありません。
ハートの尊厳を踏みにじることが一番愚かで恥ずかしいことです。
そういう価値観がこれからの社会では絶対に勝つ。
私は心からそう信じます。
社会を変えるなんて途方もなく思えるけど、ひとりひとりが変われば社会なんて明日にだって変えられます。
個人レベルの意識のシフト、霊性の尊重、それだけで十分なはずです。